レム睡眠・ノンレム睡眠という言葉を
知っている人も少なくないでしょう。

最近では、テレビの健康番組などでも
よく取り上げられ、解説されていますね。

人間の睡眠は、およそ一時間半の周期で
浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。

この睡眠の浅い時の状態をレム睡眠と呼び、

深い眠りに落ちている状態の時を
ノンレム睡眠と呼んでいるのです。

人間は眠りが浅くなっている
レム睡眠の時に覚醒しやすく、

深い睡眠であるノンレム睡眠の
時には目覚めにくくなっています。

このため、レム睡眠のタイミングで
目覚ましが鳴るとスッキリ目覚める
ことができますが、

ノンレム睡眠の時に
目覚ましが鳴っても
なかなか起きることができず、

身体のダルさや強い睡魔を覚えるのです。

レム睡眠とノンレム睡眠の違いは
眠りの深さだけではありません。

一般的に眠りの浅いレム睡眠時に
夢をみるといわれていますが、

夢は記憶の整理ともいわれ、

実は眠っているのに
脳は起きていて活発に動いているのです。
代わりに身体が眠りに落ちています。

つまり、身体が休んでいて
脳が目覚めている状態の睡眠がレム睡眠です。

俗にいう金縛りに遭うのはこの時間だと
いわれ、脳は起きて動いているのに
身体が眠っていて動かせないので、

「意識があるのに身体が動かせない」
という恐怖にとらわれるのです。

これに対して、ノンレム睡眠は全く逆です。

深い眠りであるノンレム睡眠は脳が
深い睡眠に入っている状態なのですが、
身体(筋肉)は働いている状態です。

夢遊病が起きるのは
この時間だといわれています。