骨粗鬆症の人は、日本国内だけで
500万人はいると言われています。

では、骨粗鬆症とは、
一体どのような病気なのでしょうか。

骨粗鬆症を簡単に説明すると、

骨密度が減少し、
骨がスカスカになって
もろくなってしまう病気です。

普段はあまり
意識することがありませんが、
骨も毎日新陳代謝を行っています。

古くなった骨は破壊され、

その破壊された部分に
新しく作られた骨を埋め込んで
形成されているのです。

正常であれば、バランス良く古い骨と
新しい骨が入れ替わるのですが、

骨粗鬆症になると、このバランスを
上手く保つことが出来なくなります。

古い骨が破壊されるばかりで、
その破壊のスピードに新しい骨の形成が
追いつかなくなってしまうのです。

実は、この骨の形成には
様々なホルモンが関係していると
言われています。

その中でも、
骨の成長に重要な働きを
しているのが女性ホルモンです。

女性に圧倒的多く骨粗鬆症が
見られるというのは、

この女性ホルモンの
減少が原因になります。

女性は50歳前後に
閉経を迎えると、

この女性ホルモンの
分泌量が急激に低下して
しまいますよね。

その影響で、
新しい骨が形成されづらくなり、
骨量が低下してしまうそうです。

女性ホルモンの低下以外にも、
加齢と共に食欲も衰えていくので、

日常生活で摂取する
カルシウムの量が

自然と少なくなって
いってしまうのも
骨粗鬆症の原因の一つです。

それに、近年では、
偏食や極端で過激なダイエット、

喫煙や飲酒の習慣が原因で
若い女性にも骨粗鬆症が多く
見られるようになってきています。

骨粗鬆症を予防するために、
日頃からカルシウムや
ビタミンを意識的に摂取し

軽い運動を定期的に
行うとと良いでしょう。