腰が痛い~ 腰だけでなく、
身体に痛みがある時というのは
本当に憂鬱(ゆううつ)になりますよね。

精神的に凹むだけでなく、疲労感も増え、
体力消耗するので日々の生活も大変です。

私自身、強い痛みの慢性腰痛を持っていた
時期もあるので、その苦しさ、辛さ、
治していく過程を、理解しています。

でも、一言で腰痛と言っても、
腰が痛くなるには様々な原因があるので、
治し方、アドバイスも変わってきます。

この記事では、一般的な
腰痛の原因と症状が記載されています。
(内臓の病気が原因の腰痛は除く。)

痛みの原因と症状が理解できると、
恐怖感、不安感が減ります。
そして、痛みも軽減するものです。



腰痛になる原因

筋肉が緊張、疲労していくと
血行不良になり、乳酸などの
疲労物質が溜まり
筋肉がこわばって張ってきます。

柔軟性が少なくなり、
こわばった状態が長く続くと
更に血行不良(酸素不足)が進み、
その特定部位の温度が下がります。

血行不良を解消できない状態が
続くと、部分的な筋肉が栄養不足
となり、痛みを発するのです。

ですから、
同一姿勢で長時間する仕事、
座り続けている時間が長い仕事、
同じ場所に立ち続けている仕事、
歩いている時間が長い仕事、
重い物を持ち上げることが多い仕事、

このような方々に腰痛が多いのです。

これに、プラスして、
冷えている場所であったり、
ストレスを多く感じていると、
更に、痛めるスピードが増します。



腰痛を改善・解消する方法

腰痛の原因を簡単にまとめると、

腰痛に関係する筋肉に
長時間ストレス(負担)が
かかると、腰が痛くなる。
そして精神的ストレスを
感じると更に痛みが増す。

ですから、

同じ筋肉に長時間ストレス(負担)
を感じさせないようにすることです。

もしそれが出来ない状況(仕事)ならば、
その負担をかけてしまった筋肉の疲労を
取ってあげることです。




以下は、多く見られる腰痛症です。

筋筋膜性腰痛(一般的慢性腰痛)

筋肉・神経・関節の緊張と疲れより起こる。
これを繰り返しているうちに
ギックリ腰になる可能性があります。

症状
長時間立っているのがつらい。
長時間座っているのがつらい。
前傾姿勢がつらい、痛い。



ギックリ腰(筋膜性腰痛症)

筋肉・神経・関節への急激な負荷や
過度の緊張と疲れより起こる。

これを何度となく繰り返しているうちに
椎間板ヘルニアになる可能性があります。

症状
前傾姿勢が痛くてできない。
腰が真っすぐに伸びない。
起き上がるとき激痛がともなう。
足、腰に力がはいらない。
動くと痛い。



腰椎椎間板ヘルニア

背骨に過度の力がかかった事が原因で
髄核(椎間板の中心部にある)が
飛び出し神経を圧迫した結果起こる。

椎間板ヘルニアの多い場所
腰椎4番と5番の間(L4 L5)
腰椎5番と仙骨1番(L5 S1)
の間のヘルニアがもっとも多い。


脱出型=繊維輪に亀裂(ヒビ)が入り、
そこから中の髄核が繊維輪を完全に飛び出す
激しい症状のわりに、
数ヶ月で症状が軽くなる。


膨隆型=繊維輪に亀裂が無く、髄核が
繊維輪から飛び出さず、
髄核と繊維輪が一緒に膨れ出る
一般的には
膨隆型ヘルニアが多い(特に若い人)。
長引くケースが多い。


症状
腰から足先にかけて
しびれや痛み、筋力の低下など。

前傾姿勢・イスに腰掛けるのつらい。
せきやくしゃみでも激痛がおこる。

神経根を圧迫して
坐骨神経痛などの症状を引き起こす。

ひどい場合は排尿が
できなくなる場合もある。



座骨神経痛

椎間板ヘルニア等による神経の圧迫や、
筋肉の過緊張による血管、神経の圧迫
などで起こる。

坐骨神経は、腰椎から出て、
お尻、太ももの後ろ、膝、
ふくらはぎ、足の先まで通っています。

症状
腰、お尻から太もも後面、すねの外側、
足の裏つま先にかけての痛み、しびれ等。

坐骨神経に沿って圧痛点がある。

立ち上がる時、歩く時、
横になったりする時に痛みがでる。

昼よりも、夜の方が痛みが強い場合が多い。