人は加齢と共に体力が衰えていき、
それと同時に、睡眠の質も変化するものです。
おじいちゃんやおばあちゃんは、
とても早起きですよね?
老化すると共に、寝つきが悪くなったり、
深い眠りにつけず、何度も目を覚ましてしまったり
というのは、当り前のように起こる現象なのです。
40代頃になると、なかなか満足な睡眠をとれなくなり、
50代にもなると睡眠障害を訴える人も少なくありません。
それに、高齢になると、
体の不調を感じる人が多くなりますよね。
そうすると、
睡眠時でもその体の不調のせいで深い眠りにつけず、
心理的なストレスを受けて、さらに眠りを浅くしてしまうのです。
腰が痛くて思うように寝返りがうてなかったり、
膝が痛くてなかなか寝付くことが出来なかったり・・・。
このようなことが日常的に
起こるようになってしまうでしょう。
あとは、ちょっとした寝室の環境変化でも、
ストレスを受けて睡眠時間が減少してしまいます。
睡眠は、脳を休ませるための時間なので、
脳がしっかり活力的に働いていないと、良い眠りは作り出せません。
実際、高齢にもなると、若い頃とは違って、
仕事などで日中に拘束される時間が圧倒的に減少します。
それに、何かに専念することや集中することが極端に減るので、
若い頃ほど脳を使わなくなってしまうことが多いのです。
脳が刺激のない退屈な状態におかれ、
肉体的な疲労もそれほどないと、
深い眠りにつくことは稀になってしまうでしょう。
また、歳を取ったら睡眠時間が減少する理由の一つとして、
睡眠時間を維持したり、管理したりする機能の老化があげられます。